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会長挨拶
麻酔科学ウィンターセミナー会長として御挨拶申し上げます。
第19回セミナーは、2019年2月1,2,3日に富良野市の新富良野プリンスホテルを会場に開催を予定しております。私が事務局長を務めさせて頂いた、2009年に開催された第9回大会以来、二度目の富良野市での開催となります。
機構認定専門医制度開始初年度、JSA-PIMS必須化など、麻酔科医を取り巻く環境に大きな変化の最中の時期と予想されます。
メインテーマは、「北の大地で次世代の麻酔を考える」とさせていただきました。ここ十数年で登場した麻酔薬・医療機器は、麻酔管理を大きく変化し、麻酔科医は安全に患者を退室させることに留まることなく、アウトカムの改善に目を向けるようになりました。ERAS・GDTなどのエビデンス蓄積も相俟って、バランス麻酔も進化が求められる時期に来ており、我々も知識を整理し、一歩先の麻酔を考えることが重要と考えられます。
今回は、セミナー、シンポジウム、一般演題などを通して、これらのテーマに関連する議論が展開され、参加者の皆様の知識の整理、今後の麻酔管理・研究のアイディアの一助になることを祈念しております。また、北海道の地での開催ですので、地方色豊かな懇談の良き機会となるように企画して参りたいと考えておりますので、皆様の御協力・ご参加をお願い申し上げます。
2018年1月吉日
第19回 麻酔科学ウィンターセミナー 会長
旭川医科大学 麻酔・蘇生学講座 教授
国沢 卓之