閉会のご挨拶

日本心臓血管麻酔学会　第２７回学術大会（滋賀大会）を終了します。
2022年10月31日をもちまして、すべてのプログラムが終了いたしました。ご支援いただきました関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
３年前より準備を開始し、皆様を滋賀の地にお迎えする予定ではありましたが、コロナ猛威のなかで会場を交通至便な京都駅前に移し、ハイブリッド形式での開催といたしました。会員懇親会はできませんでしたが、８００名を超える現地参加者をお招きし、初日は手狭に感じるほどの熱気を感じることができました。久しぶりの旧知の友との再会に、多くの先生方からの「よかった」とのお声をいただくことができました。

今大会会長を拝命以来、コロナ禍での開催をどうすべきかという大きな壁があり、直前まで現地開催を行うかどうか悩みました。そのため、準備が予定通りに進まず苦心しましたが、本会のテーマ「心臓血管麻酔の今を知り、未来を探る」に沿って、私の思いの詰まった特別講演、招聘講演、大会長企画を行うことができました。また、できるだけ多くのご講演を収録して、後日オンデマンド配信とすることで参加できなかった先生方はもとより、現地参加された先生方にも大変ご好評いただきました。心臓血管麻酔学会会員の皆様には日々の忙しい臨床の中、進化する手術医療の進歩と環境の変化を感じる機会をご提供できたのではないかと自負しています。この学術大会が皆様の今後の臨床・研究・教育になんらかの道標を示すことができましたら、大会長として大変うれしく思います。

最後になりましたが、本大会の企画・運営を支えていただきました学会理事の先生方・ご参加いただきました学会員の皆様をはじめ、ご協力を賜りました関係各位に心より感謝申し上げます。