学会概要
理事長のご挨拶
この度理事長職を拝命いたしました。これまで私は野村実前理事長の下で副理事長兼事務局長を務めて参りました。その経験を生かし、微力ながら本学会の更なる発展のために尽力致したいと存じますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
1996年に設立され、初代の藤田昌雄理事長から、畔理事長、武田理事長、野村理事長と発展的に引き継がれてきました本学会は、一般社団法人化も行われ、2022年6月現在3500名を超える会員数となっており、開始後10年以上を経過しました専門医認定制度による専門医数も700名、認定施設も250に迫る施設数となっております。
第5代理事長の私の役目は、本学会の健全で継続的な運営を押し進めながら、関連学会とも協力してより安全で質の高い心血管治療の周術期医療を実践することと、設立当初からの柱である国際交流をより活性化させることであると存じます。またSNS、IT等を駆使した新しい世代への対応と積極的参画を促し、社会活動を通じて本学会の認知度をあげることも同じく重要な責務であると考えております。
具体的にはデジタルを基盤とした事務局運営の円滑化、委員会活動の刷新と活性化、専門医制度の改革と地域医療への貢献、教育事業や学術研究支援事業の展開、医療の質を担保するための医療技術普及活動やデータベースの構築、U40等若手の登用、アジア・欧米諸国との国際交流、日本心臓血管外科学会、日本体外循環技術医学会、日本心エコー図学会との相互協力を筆頭に、日本循環器学会、日本心血管インターベンション治療学会、日本胸部外科学会、看護系学会等と連携の裾野を広げて関連学会・機関との幅広い渉外活動を展開する、市民公開講座や広報活動を通じて社会に啓発・還元する、など現状を充実させながらも新しい未来に向かって推進力のある学会運営を行う所存です。
このような会務を全うするためには会員をはじめとする皆様方のご協力が是非とも必要であると存じます。何卒よろしくご指導・ご支援のほどお願い申し上げます。
一般社団法人 日本心臓血管麻酔学会 理事長
岡本 浩嗣