専門医認定
心臓血管麻酔専門医申請要領
申請書類はこちらからダウンロードしてください。(PC入力でお願いします。)
ご利用できない方はこちらまでお問い合わせください。
<COVID-19による特別措置について>
2025年4月の心臓血管麻酔専門医申請において、特別措置(実績対象期間の1年追加)による申請を希望される方は、下記をご参照下さい。
※ 専門医申請(新規)特別措置の申請はこちら1. 心臓血管麻酔専門医認定
2012年度から申請の受付を開始する。
認定:2013年4月より認定
申込手順は、こちらをご覧ください。
2. 心臓血管麻酔専門医認定申請資格
専門医の認定を申請する者は以下のすべての資格を具えていることが必要である。
- 申請年の4月1日の時点で日本麻酔科学会または日本専門医機構の麻酔科専門医であること(認定証を保有し、書類提出期限までに提出できること)。
- 申請年の4月1日の時点で5年以上継続して日本心臓血管麻酔学会の会員歴を有し、会費納入実績があること。
- 申請年の4月1日においてJB-POT合格者であること(有効期限内の合格証を有していること)。
- 業績実績表に従い、申請年の4月1日から過去5年間で日本心臓血管麻酔学会学術大会参加による点数60点以上、かつ学会発表、論文発表、学会誌査読、講習会・セミナー出席の点数40点以上の、合計100点以上を取得すること。なお、講習会・セミナーの点数は、累計20点まで認める。
- 心臓血管麻酔経験症例が申請年の4月1日から過去5年間に100症例以上あること。ただし、心臓血管麻酔専門医認定施設において30症例以上の経験を必要とする。
3. 心臓血管麻酔専門医認定申請書類および専門医認定試験受付期間
専門医認定試験の申込み受付期間: 毎年4月1日より4月30日
申請書類提出の受付期間: 毎年4月1日より5月31日着まで
専門医申請書類:申請者は、心臓血管麻酔専門医認定試験の申込をし、書類審査および試験の審査料として33,000円(税込)を納付し、以下の書類を添えて申請書類の受付期間中に日本心臓血管麻酔学会事務局に申請する。なお、提出いただいた書類および認定の審査料は原則として返却しない。
<心臓血管麻酔専門医認定申請書類>
※ 以下の書類を「申請書書類送付時チェックシート」と一緒にご提出下さい。
※ 申請書類ダウンロードはこちら
- 心臓血管麻酔専門医認定申請書
- 日本麻酔科学会または日本専門医機構の麻酔科専門医認定証の写し
- JB-POT合格証の写し
- 業績目録
日本心臓血管麻酔学会学術大会参加証の写し、日本心臓血管麻酔学会学術大会抄録、論文の写し、講習会受講証の写し - 心臓血管麻酔経験証明書ならびに麻酔チャートの写し
- 申請者の写真2枚(※ 1枚は申請書に貼付し、1枚は貼付せずにお送りください。)
- 申請者の履歴書1通
業績実績表(学会参加、学会発表、論文発表、学会誌査読、セミナー参加)
日本心臓血管麻酔学会学術大会参加 | 20点 | |||||
日本心臓血管麻酔学会 学術大会発表 |
筆頭発表者 | 10点 | ||||
共同発表者 | 5点 | |||||
学術出版物発表 | JSCVA学会誌投稿 | 原著・症例報告 | 筆頭著者 | 20点 | ||
共同著者 | 10点 | |||||
原著・症例報告以外 | 筆頭著者 | 10点 | ||||
共同著者 | 5点 | |||||
心臓血管麻酔に関する論文、著書 | 筆頭著者 | 10点 | ||||
それ以外 | 5点 | |||||
JSCVA学会誌査読 | 1査読 | 10点 | ||||
日本心臓血管麻酔学会認定のTEE講習会やセミナー等 | 1講義1点または半日5点 |
※ 業績実績表について
-
日本心臓血管麻酔学会学術大会発表時の点数となる共同発表者は、1演題につき、5名までとする。(筆頭発表者を含め6名まで)
※ 2023年度学術大会より、筆頭発表者に加え、共同発表者点数も学会マイページへ反映させる。但し、筆頭・共同発表者の点数付与、マイページへの反映は学術大会参加登録費の支払いが完了していることを条件とする(未払いでの発表点数は認めない)。 -
2017年4月1日申請分より下記のとおりとする。
日本心臓血管麻酔学会認定のTEE講習会やセミナー等は累計20点まで認める。 -
上記2の対象となる講習会やセミナーは、日本心臓血管麻酔学会が主催する下記セミナーとする。
① 日本心臓血管麻酔学会学術大会中の「専門医コースレクチャー」
② 日本心臓血管麻酔学会学術大会中の「TEEセミナー」
③ 日本心臓血管麻酔学会学術大会中の「JB-POT直前コース」
④ 日本心臓血管麻酔学会主催で実施する「経食道心エコー講習会」 ※1
⑤ その他心臓血管麻酔専門医認定委員会が認めたもの
※1 Webセミナーで開催期間が複数年度をまたぐ場合、どの年度のカウントでも可とするが、重複でのカウントは認めない。 - 学術出版物発表時の筆頭著者以外の共著者で加点されるのは5名までとする。
心臓血管麻酔経験証明書
心臓血管麻酔経験症例100例の内訳は、下記記載の「最低必要経験症例表」を参考に、弁膜症10例、虚血性心疾患10例、大動脈疾患10例、先天性心疾患10例は最低含まれることとする。ただし、心タンポナーデ解除術、再開胸止血術、呼吸器外科手術、末梢血管手術(内頚動脈手術も含む)などに関してはすべて認められない。
心臓血管麻酔経験症例としてカウントできるのは、1症例につき2名までの麻酔担当医とし、手術室全体を監督している麻酔管理の範疇での助言程度では加算できない。但し、手術室全体の監督であっても、麻酔記録に名前が含まれており、麻酔担当医または麻酔指導医として症例に関わっていることを、代表心臓血管麻酔専門医または麻酔科部門長が認めた場合、カウント可能とする。
麻酔経験については申請年の4月1日から過去5年までの麻酔経験の心臓血管麻酔経験証明書ならびに麻酔チャートの写しを提出すること。心臓血管麻酔経験証明書には代表心臓血管麻酔専門医もしくは麻酔科部門長の捺印を必要とし、麻酔チャートの写しは「心臓血管麻酔経験証明書」と同じ通し番号を記入する。また、患者の個人情報(患者の氏名、ID、性別、身長、体重)を隠したものを提出することとする。その際、患者の個人情報以外の情報は、消去しないよう留意すること。
麻酔チャートにおいて、1例について複数枚となる場合は、施設名、日付、年齢、術式、麻酔科医、術者、麻酔時間および手術時間が明記されている最初の1ページ目を提出すること。
※ 症例の提出は、心臓血管麻酔経験証明書と麻酔チャートを基本とするが、JSA-PIMSによる提出を希望する場合はこちらを提出すること。
4. 専門医試験(筆記試験)
専門医試験の受験資格に関する審査は心臓血管麻酔専門医認定委員会が行い、資格審査合格者には専門医試験(筆記試験)を行う。
募集期間: 毎年4月1日~4月30日 JSCVAのホームページより申込。
8月の上旬に資格審査結果を通知予定。
巻頭言はこちら
試験のご案内はこちら
5. 専門医認定証の交付
専門医試験合格者には登録料振込みについて通知する。
11,000円(税込)の登録料を納付した合格者に対し、翌年の4月1日に心臓血管麻酔専門医認定証を交付する。
6. 登録料振込先
三菱UFJ銀行
本郷支店
口座名: 一般社団法人 日本心臓血管麻酔学会 代表理事 岡本 浩嗣
口座番号: 普通 0155451
7. 提出、問合せ先(FAX或はEmailでお願いします)
書類送付先:
〒113-0033
東京都文京区本郷2-40-17 本郷若井ビル5階
一般社団法人日本心臓血管麻酔学会 事務局
心臓血管麻酔専門医 係
FAX:03-5804-1231
Email:こちらからお問い合わせください
8. 心臓血管麻酔専門医更新基準
心臓血管麻酔専門医正式認定更新基準はこちら
最低必要経験症例表
- 弁膜症 10例
- 大動脈弁置換
- 僧帽弁置換
- 房室弁輪形成術
- 房室弁交連切除術
- 弁形成術
- 経カテーテル大動脈弁留置術 (TAVI, transcatheter aortic valveimplantation)
- 経カテーテル僧帽弁形成術
- 虚血性心疾患 10例
- CABG
- OPCAB
- 心筋梗塞合併症に対する手術
- 大動脈 10例
- 弓部大動脈置換術
- 上行大動脈置換術
- 大動脈基部置換術
- 胸腹部大動脈置換術
- 腎上部腹部大動脈置換術
- 腹部大動脈瘤に対する手術(ステント手術は除く)
- 先天性心疾患 10例
- PDA手術
- ASD手術
- VSD手術
- 体動脈ー肺動脈短絡術
- 肺動脈絞扼術
- CoA手術
- VSD(膜様部型、筋性部型)手術
- PAPVD修復術
- ECD(partial)修復術
- バルサルバ洞動脈瘤破裂手術
- DCRV手術、DORV手術
- 冠状動脈瘻手術
- TOF修復術
- TGA手術
- TAPVR手術
- ECD(complete)手術
- Fontan型手術
- Truncus
- Ebstein手術
- 単心室症手術(心室中隔造成術)
- 大動脈中隔欠損閉鎖術
- 大動脈弁上狭窄手術
- 大動脈弁下狭窄手術
- 冠状動脈起始異常症手術
- CoA(complex)手術
- 末梢肺動脈形成術
- Glenn手術
- その他の心疾患手術
- 心膜切開・開窓術
- 心臓腫瘍摘出術
- 収縮性心膜炎
- 肺動脈塞栓除去術
- 心室頻拍手術
- 副伝導路切離術
- Maze手術
- 腹部大動脈瘤ステントグラフト( EVAR, endovascular aortic repair)
- 胸部大動脈瘤ステントグラフト (TEVAR, thoracic endovascular aortic repair)
- 植え込み型左心室補助装置装着
- 全麻下の小児(15歳以下)心臓カテーテル治療
- カテーテルによる左心耳閉鎖術、ASD閉鎖、PDA閉鎖
- LVAD離脱術
- 心移植術