専門医認定
心臓血管麻酔専門医認定施設更新申請要領
申請書類はこちらからダウンロードしてください。(PC入力でお願いします。)
ご利用できない方はこちらまでお問い合わせください。
1. 施設認定の更新
心臓血管麻酔専門医認定施設の更新申請受付は2015年4月から申請の受付を開始する。
2. 認定施設の更新申請資格
心臓血管麻酔専門医認定施設は心臓血管麻酔に関する教育プログラムを有する日本麻酔科学会の認定施設であり、心臓血管麻酔専門医申請のための研修ならびに、日本麻酔科学会会員のための心臓血管麻酔の教育・研修の場となる。心臓血管麻酔専門医認定施設の認定更新を希望する病院長は下記要領に従い申請を行う。
申請条件:
- 日本麻酔科学会の認定する麻酔科認定病院であること。
- 心臓血管麻酔が年間50症例以上あること。
- 心臓血管麻酔教育プログラムを有すること。他の施設との連携した教育プログラムでも可能。
-
認定日に常勤の心臓血管麻酔専門医が1名いること。ただし、以下の例外規定を設ける。
① 小児専門施設特例
年間100例以上の心臓血管麻酔を有する小児専門施設では、連続して5年以上日本心臓血管麻酔学会の会員である常勤の麻酔科専門医が1名以上いる場合、常勤の心臓血管麻酔専門医の規定は緩和できる。
② 地域特例
各地域、各大学で心臓血管麻酔専門医がいない場合、心臓血管麻酔学会認定指導医などに緩和できる。
③ 暫定認定
施設で心臓血管麻酔専門医がいない場合、心臓血管麻酔学会認定指導医の在籍により、初回申請から5年間に、心臓血管麻酔専門医を育成または配置することを条件に心臓血管麻酔専門医 暫定認定施設として認める。
また、心臓血管麻酔専門医 新規申請資格「心臓血管麻酔専門医認定施設における30症例」に代わって、暫定認定施設における30症例をカウントすることができる。 - 毎年年次報告を行い、5年おきに日本心臓血管麻酔学会による適格審査を受ける。
3. 認定施設の更新申請書類
申請の受付期間: 毎年4月1日より12月末日
認定更新申請書類:認定施設の認定更新を受けようとする施設は、審査料として11,000円(税込)を納付し、以下に定めるすべての書類を添えて受付期間中に日本心臓血管麻酔学会事務局に申請する。なお、認定の審査料は原則として返却しない。
- 心臓血管麻酔専門医認定施設の認定更新申請書
- 麻酔科認定病院の認定証の写し
- 心臓血管麻酔教育プログラム
- 審査料11,000円(税込)の振込用紙の写し
- 申請者の住所、氏名を記した返信用ハガキ
心臓血管麻酔教育プログラム
下記記載の「心臓血管麻酔専門医ガイドライン」を参考に作成、提出を行う。
4. 審査方法
基本的に書類審査であるが、認定委員会が必要と認めるときは、申請施設の実地審査を行う。
5. 認定施設更新認定証の交付
認定施設の更新審査合格施設には合格通知および登録料振り込み依頼書を送付する。
11,000円(税込)の登録料を納付した施設に対し、翌年の4月1日に心臓血管麻酔専門医認定施設の更新認定証を交付する。
6. 審査料、登録料振込先
三菱UFJ銀行
本郷支店
口座名: 一般社団法人 日本心臓血管麻酔学会 代表理事 岡本 浩嗣
口座番号: 普通 0155451
7. 提出、問合せ先(FAX或はEmailでお願いします)
書類送付先:
〒113-0033
東京都文京区本郷2-40-17 本郷若井ビル5階
一般社団法人日本心臓血管麻酔学会 事務局
心臓血管麻酔専門医認定施設 係
FAX:03-5804-1231
Email:こちらからお問い合わせください
心臓血管麻酔専門医ガイドライン
心臓血管麻酔専門医認定施設は心臓血管麻酔専門医育成のための教育プログラムを有する必要があり、以下に基本的な心臓血管麻酔専門医ガイドラインを提示する。なお、認定試験も本ガイドラインに沿って作成される。
総論
- 解剖学
- 心臓の解剖
- 冠動脈の解剖
- 大血管の解剖
- 生理学・病態生理学
- 心周期・刺激伝導系
- 心臓ペーシング
- 左室収縮能
- 左室拡張能
- 右心機能
- 血管の収縮と拡張
- 動脈硬化
- 冠動脈血流・心筋虚血
- 炎症
- 薬理学
- 吸入麻酔薬・静脈麻酔薬・麻薬・筋弛緩薬
- 人工心肺中の薬物動態
- 心血管作働薬・抗不整脈薬
- 術前評価
- 心機能評価
- 心電図
- 血液検査
- 画像診断
- 心臓カテーテル検査
- モニター
- 血行動態モニタリング
- 経食道心エコー
- 中枢神経・脳循環モニタリング
- 血液凝固モニタリング
- 人工心肺
- 人工心肺装置
- 人工心肺の生理
- 人工心肺下の薬物動態・薬力学
- 温度管理
- 自己血輸血・自己血回収
- 血液ガス管理
- 体外循環離脱困難
- 各領域手術時の人工心肺
- 心筋保護
- 特殊な人工心肺
- 様々な循環補助装置
- 血液凝固
- 血小板機能
- 抗凝固療法・抗血小板療法
- 凝固系疾患
- ヘパリンとプロタミン
- 抗線溶薬
- 輸血
- 血液製剤
- 輸血の適応
- 輸血の合併症
- 術後管理
- 急性肺障害
- 中枢神経障害
- 腎機能障害
- 術後鎮痛
各論
- 冠動脈疾患
- 冠動脈の解剖・生理
- 心筋虚血の病態生理
- プレコンディショニング
- 大動脈内バルーンポンプ
- オフポンプバイパス術
- 弁疾患
- 僧帽弁狭窄・閉鎖不全症
- 大動脈弁狭窄・閉鎖不全症
- 三尖弁閉鎖不全症
- 弁置換術
- 弁形成術
- 大動脈疾患
- 大動脈瘤
- 大動脈解離
- 大動脈外傷
- 血管内ステント留置術
- 脊髄保護
- 小児先天性心疾患
- 心臓発生学
- 胎児循環
- 心臓カテーテル
- 先天性心疾患に対する姑息手術
- 疾患各論
- 心房中隔欠損症
- 心室中隔欠損症
- 房室中隔欠損症
- 動脈管開存症、AP window
- 大動脈縮窄・離断症
- 総肺静脈還流異常・部分肺静脈還流異常症
- ファロー四徴症、肺動脈閉鎖症
- 両大血管右室起始症・両大血管左室起始症
- 総動脈幹症
- 左心低形成症候群
- 大血管転位・修正大血管転位症
- MAPCA
- 成人先天性心疾患
- 大動脈二尖弁
- Eisenmenger syndrome
- 修正大血管転位症
- フォンタン循環
- 重症心不全
- 心臓再同期療法
- 循環補助
- 左室補助装置
- 右室補助装置
- 心臓移植
- その他の心疾患
- 心臓腫瘍
- 心筋症
- 心膜疾患
- 非心臓手術
- 肺動脈塞栓
- 肺移植
- 肝臓移植
- 肺高血圧症
- 心疾患合併患者の麻酔